夏芽のポジティブに自力で乾癬を改善するブログ

2010年に乾癬を発症してから早6年。同じ悩みを持つ方と情報共有できればと思い、これまでのケア方法をメモしていきます。

●はじめての乾癬発症(滴状類乾癬)

こんにちは!夏芽(なつめ)です。

今回は私がはじめて乾癬(かんせん)を発症した時のお話をします。

 

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私が乾癬を発症したのは大学4年生の冬の時期です。(2010年頃の話です)

朝、目をさましてふと左腕を見たら、小さな赤い点状の湿疹がありました。

大きさはボールペンでチョン、と軽く肌に触れた時につくほどのインクの大きさでした。

その時の私はただの肌荒れだろうと思って全く気に留めませんでした。

 

しかし、その湿疹は日に日にに大きくなっていき、径1cm程の大きさになりました。

その場所はただ赤くなっているたけではなく、少し盛り上がっていました。

それに、ほかの場所にも小さな赤い点々が体中に現れてきたのです。

それでも私はもともと極度の乾燥肌であったこともあり、

(冬は乾燥するから肌が荒れやすくなるのはしょうがない)と、思い過ごしていました。

 

ある日、家でで着替えをしていると、母が私の身体を見て言いました。

 

母「ちょっと、どうしたのその赤い湿疹は?腕に脚にいっぱいでてるじゃない」

私「あー、うん、でもただの肌荒れだと思うよ、春になったら勝手に良くなるんじゃない?」

 

うちは妹がアトピー持ちだったので、母は心配になり、私を病院に連れて行きました。

私は乾燥肌ではありましたが、これまでアトピーになったこともなければ、自分が敏感肌だと思ったこともありませんでした。

 

母に近場の総合病院に連れて行ってもらい、先生に診断していただいたところ、

私の赤い小さな湿疹は【 滴状類乾癬(てきじょうるいかんせん) 】でした。

 

これまで聞いたこともない病名だったので、私は少し怖くなりました。

 

私「原因はなんですか?」と先生に尋ねたところ、

先生「これは特にこれが原因!といったことが解明されていないので、原因不明の病気なんです。」という回答で、更に不安になりました。

私「治りますか?」

先生「これは体質が関係するので、薬で症状の改善はできますが、完治するとは言切れません。といったモヤモヤした回答。。

 

なんてことない肌荒れだろうと思っていた私は、先生から聞いたこともない病名を告げられ、しかも完治するかわからないなんて、、、そう思ったら自分の中でなにかがサーーッ…と引いていった感覚がして相当落ち込みました。

そして自分だけでなく、母への心配の種もまた1つ増やしてしまったのです。

 

その日は塗り薬を処方していただき、帰りました。

もう6年も前のことなので名前は覚えていませんが、その時処方されたのは丸いプラスチックのボトルに入った白いクリームでした。

(チューブ状のマイザー軟膏とかではなかったです。)

 

家に帰り、お風呂前に全身鏡の前で裸をみると全身に赤い点があることが怖くなり、少し涙が出ました。

 

その日から処方してもらったクリームを1日3回心がけて患部に塗ると、3日後には目に見えて本来の平らな肌の状態に近づき、肌色に戻っていました。

家族も手の届かない場所などは塗ってくれたりして協力してもらい、新しい患部もでてくるので完全にもとのきれいな身体にはなりませんが、全体的に見たら気にならないくらいに改善されました。

 

それから気温が暖かくなるにつれ、新しい患部も減ってきて、薬を塗らずに放置しても気づいた時には良くなっている、という状況になっていたので、

(なんだ、思ったより重い病気じゃないっぽい、よかった)と気楽に思うことにしました。

 

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ここまでが私の滴状類乾癬発症時のお話です。

それから約4年ちょっとの間、身体に小さな点状の赤い患部が所々に出ては消え、

顔や少し大きめの目立つ場所などは処方してもらったステロイド(マイザー軟膏など)の塗り薬を塗って治していました。

この時は尋常性乾癬のように皮(鱗屑:りんせつ)がボロボロと剥がれることもなかった(と記憶しています)ですし、どんな患部でも約1週間ほどで目に見えて改善できていました。

女の子なので顔に症状が出たらやっぱり辛いのですが、薬を塗ってちゃんと治るならまだいいか、と思うようにしていました。

気にしすぎたら治りも悪くなりそうですしね。

 

ですが!

 

もし、この程度の状況が今もずっと続いていたのなら、

きっと私はこのブログを開設していませんでした。

 

2年前(2014年)、乾癬を発症してから約4年後の秋口のことです。

私が罹っていた滴状類乾癬は【 尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん) 】へと移行し、症状が悪化したのです。

この時のお話は次回お話致します。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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